東灘区の歯医者「井村歯科クリニック」｜摂津本山駅徒歩10分・住吉駅徒歩15分｜歯周病治療

歯周病の原因は
歯にこびりつくプラーク

歯周病の原因となるのは、歯の表面に形成されるプラーク（細菌の塊）です。磨き残しによって歯ぐきの周りに残った汚れがプラークとなり、そのプラークから毒素が歯ぐきにしみこんで炎症などの症状が出ます。プラークは、歯と同じ色をしているため、肉眼による確認はほぼできません。また、うがいだけでは落としきれませんので、ブラッシング不足の方は歯周病にかかるリスクが高まります。
歯周病は初期のころは自覚症状がほぼなく、気付いたときにはかなり進行していることが多いです。そのため、歯周病は歯を失う原因の第1位でもあります。また、歯周病はお口の問題だけでなく、全身にも悪影響を及ぼします。歯周病菌が出す毒素が、血流によって心臓や肺などの臓器に到達して白血球を活性化させるためです。歯とお口、そして全身の健康を守るためにも、歯周病の原因を知り、予防と早期発見・早期治療することが大切です。

このような症状は
歯周病かもしれません

毎日のブラッシング時に、血が出たり痛みを感じたりなど、歯ぐきの違和感はありませんか？　もし以下のような症状があれば、歯周病の可能性が高いです。気になる症状がありましたら、お早めにご相談ください。

歯周病にかかりやすくなる
生活上の要因

歯周病は、口腔環境とともに生活習慣の乱れも影響します。たとえば、ブラッシングが習慣づいていない、歯ぎしり・食いしばりの癖がある方は歯周病にかかりやすいです。また、タバコを吸う方は、歯周病の進行が早い傾向にあります。以下で、歯周病になりやすい生活上の要因を紹介します。

歯周病の段階に合わせて
適切な治療を行う

プラークがたまると、歯と歯ぐきの間に溝ができ、それが深くなると歯周ポケットと呼ばれるようになります。歯周病が進行すると、その歯周ポケットが深くなっていき、より強い症状が出始め、最終的に歯が抜けてしまうかもしれません。当院では、診査・診断により進行具合を判断し、患者さまに合わせて適切な歯周病治療を行います。

	軽度歯周病	中等度歯周病	重度歯周病
症状	まだ歯ぐきには引き締まりがある 歯ぐきにところどころ赤いところがある ブラッシング時に出血することがある 歯が浮くように感じることがある 歯ぐきがかゆくなるときがある	歯ぐきが赤く腫れ、痛みがある 歯ぐきから出血し、膿が出る 以前と比べて口臭が強くなっている 冷たい物を飲食すると、歯がしみる	歯ぐきを触るとブヨブヨしていて、出血や膿が出る 歯を触るとグラグラしている 口臭がかなりきつくなっている 食べ物を噛みづらく食事を楽しめない
歯と歯ぐきの状態	歯と歯ぐきの間にある歯周ポケットが健康なときに比べて少し深くなります。歯ぐきの痛みはまだないものの炎症が起きていて、ブラッシング時に出血することがあります。 正しいブラッシングや歯科医院でのケアでプラークコントロールすれば、健康な歯と歯ぐきに戻せます。	歯周ポケットがさらに深くなり、炎症が進んで歯周病菌があごの骨にまで到達した状態です。歯ぐきが徐々に下がる歯肉退縮が起きるため、歯が以前より長くなったように感じたり、歯が動き始めたりします。	歯周ポケットはかなり深くなり、歯を支えるあごの骨が半分以上破壊されて溶けてしまった状態です。歯はかなりグラグラになっていて、最終的には歯が抜け落ちてしまいます。 歯周組織再生療法や歯周外科治療が必要です。
軽度歯周病		症状	まだ歯ぐきには引き締まりがある 歯ぐきにところどころ赤いところがある ブラッシング時に出血することがある 歯が浮くように感じることがある 歯ぐきがかゆくなるときがある	歯と歯ぐきの状態	歯と歯ぐきの間にある歯周ポケットが健康なときに比べて少し深くなります。歯ぐきの痛みはまだないものの炎症が起きていて、ブラッシング時に出血することがあります。 正しいブラッシングや歯科医院でのケアでプラークコントロールすれば、健康な歯と歯ぐきに戻せます。
中等度歯周病		症状	歯ぐきが赤く腫れ、痛みがある 歯ぐきから出血し、膿が出る 以前と比べて口臭が強くなっている 冷たい物を飲食すると、歯がしみる	歯と歯ぐきの状態	歯周ポケットがさらに深くなり、炎症が進んで歯周病菌があごの骨にまで到達した状態です。歯ぐきが徐々に下がる歯肉退縮が起きるため、歯が以前より長くなったように感じたり、歯が動き始めたりします。
重度歯周病		症状	歯ぐきを触るとブヨブヨしていて、出血や膿が出る 歯を触るとグラグラしている 口臭がかなりきつくなっている 食べ物を噛みづらく食事を楽しめない	歯と歯ぐきの状態	歯周ポケットはかなり深くなり、歯を支えるあごの骨が半分以上破壊されて溶けてしまった状態です。歯はかなりグラグラになっていて、最終的には歯が抜け落ちてしまいます。 歯周組織再生療法や歯周外科治療が必要です。

当院で行う歯周病治療

清掃指導
（ブラッシング指導）

現状のブラッシングで、どこに磨き残しがあるのかを理解していただき、正しいブラッシング方法をアドバイスします。患者さまごとに歯の並び方やあごの形状などお口の状態が異なるため、適したブラッシング方法も違います。東灘区の歯医者「井村歯科クリニック」では、歯科衛生士が患者さまと一緒に、じっくり時間をかけてブラッシング練習を行います。さらに患者さまのお口に合った、デンタルグッズもご紹介可能です。

スケーリング（歯石除去）

歯石とはプラークが石灰化したもので、ブラッシングでは除去できません。歯石が付着していると、歯周病が進行するだけでなく、歯の表面が凸凹になり、プラークがさらに付着しやすくなります。そのため当院では、超音波スケーラーやキュレットスケーラーなどの器具を用いて、歯石を徹底的に除去します。

重度の歯周病を治し
再発予防につながる外科手術
「フラップ手術」

歯周病が重度に進行すると、歯周ポケットもかなり深くなり、器具による歯石除去が難しくなるため、フラップ手術も検討しなければいけません。
フラップ手術とは、歯ぐきを切開して歯根を露出し、そこに付着しているプラークや歯石を除去する外科手術です。歯周病菌により汚染された歯ぐきの組織も切除し、歯槽骨の清掃も行います。フラップ手術は外科手術ではあるものの、治癒期間が短いのが特長です。また、歯周ポケットが浅くなるためメインテナンスをしやすく、再発しにくくなることから、重度の歯周病の治療として効果的です。

治療後の良い状態を
保つために定期的な
メインテナンスを

歯周病治療後、再発を防ぐためには3ヶ月に1度、最低でも半年に1度のメインテナンスが必要です。通院頻度は、患者さまのお口の状態によって異なります。健康な状態・治療後の良い状態を保ち、ご自身の歯を守るためにも、ぜひメインテナンスをお受けください。
メインテナンス時間は30分～1時間で、保険が適用されます。酷くなってから治療をすることを考えれば、かなりリーズナブルです。美容院に行く感覚で定期的にお口の中をスッキリ快適に、健康にしていきましょう。